子どもの夢・自信・希望は、未来を輝かせます。それは、未来の社会を支えると信じています。子どもたちが、やりたいことしているときや興味関心に目のキラキラ輝いている瞬間は、すごく眩しく、可能性があふれていて、とてもわくわくします。そんな子どもたちを育てるためには、出会いと経験が大事であり、そのためには、お母さんお父さんの考え方や知識をより豊かにすることが必要だと信じています。
「場づくり」とは、人との出会い、経験など、子どもたちの価値観を形成するにあたり大切な「環境づくり」のことです。そして、幼い子どもにとって一番身近な出会いは、学校や保育園の先生ではなくお母さんお父さんであり、どんな経験の場を子どもに与えるかもお母さん、お父さんの考え方に大きく影響されます。だからこそ、子どもの可能性を伸ばすためにはお母さんお父さんの考え方や知識を広げることが大切だと考えます。また、子どもは親の背中を見て育ちます。すべての教育の原点が家庭にあります。
本物に触れると感動します。子どもたちには「すごーい!」をたくさん触れることのできる場が大切です。可能性を広げるためには、子どもの「知りたい」という興味を持たせることが必要です。その「知りたい」という興味を無意識に掻き立てるためには、「すごーい!」という感動する体験、目をキラキラ輝かせる経験が必要です。本物の動物。本物の植物。本物の技術。本物の味。本物の音・・・
親の役割は、子どもの将来を見据えて、方針をたて場をづくりすること、そして子どもの可能性を信じることです。それは、保育=ご飯を食べさせ育てること、教育=社会などのルールなどを教えること 養育=教えたことを育むこと。子供は親を選んで生まれてくると聞きます。選ばれたことの意味を考え、感謝と責任を持ち、次世代につなぐことが親の役割だと考えます。
子どもの可能性を伸ばすためには、やりたいとき(興味を持った時)がやる時期だと思います。運動や絵を描くこと、料理や洗濯などの家事、文字や数字など学習、子どもは、環境で次第でいろんな出会いがあり、興味関心を持ち始めます。料理は、お母さんやお父さんか家事をしている姿を見て興味を持ち始めたりします。包丁に興味を持つこともあります。包丁は危ないからもっと大きくなってからではなく、親の工夫でできるだけ、本物の包丁を持たせてチャレンジすると良いと考えます。大きくなって興味を持っていないのにやらしても、興味を持っているときの何倍も時間がかかります。
スキンシップは無意識のコミュニケーションとして大事だと考えます。スキンシップを行うことで、無意識に伝わるものが沢山あります。肌の温度、呼吸の速さ、匂いなど五感がフル活動して相手の情報を感じ取ります。また、親が親として自覚するためにもスキンシップが必要です。子どもを抱っこしたり、手をつないだりすることによって、無条件に与えることを学び、親子だという認識が強くしていきます。安心だよ、安全だよ、信じているよという言葉を使わないで、子どもを受け止めている気持ちを伝えられるのもスキンシップがあるからです。
家庭が教育の原点だと考えると始めに書きました。学校教育や地域教育ももちろん大切です。学校とは、協力して子どもの成長に関わってもらいましょう。主体は家庭です。学校教育で学ぶことの中心は、3つだと考えます。一つ目は、知識の習得の場。親の興味関心に関わらず、幅広い興味関心を喚起してくれるのは学校の体系立てたカリキュラムにあります。二つ目は、人間関係習得の場。自分や家族とは違う、いろんな人に出会い、いろんな考えを経験し、協調していくことを学ぶ場だと考えます。三つ目は、勇気を出す場。慣れ親しんだ家庭とは違う、いろんな人がいる場で自分の考えを伝えたりすることなど勇気がいります。他者の中でありのままの自分でいる勇気を学ぶ場だと考えます。生活力や躾などは家庭で取り組みましょう。